2016.06.04
スタッフブログ
おススメCDの紹介
こんにちわ。
6月に入り、蒸し暑いにも関わらず、
ちっとも汗をかかない、新陳代謝激ワルの、
事務所スタッフ・加藤です。
先日、NHK・Eテレで放送しておりました、
「ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅲ」で、
90年代の「渋谷系」の音楽と「DJカルチャー」について
取り上げておりましたが、
これを観ていて、思い出したCDがありましたので、紹介します。
「プレーゴ!`93~ザ・メニュー・オブ・トラットリア第1集」。
鮮明な画像が無くて申し訳ありません。
1993年にリリースされた、コーネリアスこと小山田圭吾が主宰していた、
「トラットリア・レーベル」からリリースされたコンピレーションです。
全23曲というボリュームもさることながら、
ものすごくおシャレで、今でも十分通じるクオリティを誇る内容です。
ジャケットもおシャレで曲もおシャレ。
この当時、大学1年生だった私はタワーレコードでアルバイトしており、
お店がパルコにあったので、ほぼ毎日パルコに出入りしていましたが、
多くの店がこのCDをBGMに使っていた記憶があります。
この当時の渋谷系の浸透度はすさまじく、
勢い余って若干勘違いっしちゃった「渋谷系まねっこ女子」が、
パルコに大勢来ており、
その影響で、私自身は、当時はあまり素直に流行を受け入れていませんでした。
ただ、バイト先であるタワーレコードが、
渋谷系の情報発信において中核として機能していたこともあり、
店ではとにかくたくさん聴いたので、それほど関心が無くても、
知識と記憶だけはやたらあります。
今となってはこのCDも、廃盤となっており、中古で格安で買えます。
シリーズも、第5集くらいまであったと思いますので、
揃えてみるのもいいと思います。
(個人的には、渋谷系のリバイバルの波が、
もうそろそろ来るのではないかと思っています)
それでは今日の一曲。
古い曲ですが、久々に聴いたので取り上げます。
山下久美子、1983年リリースのシングル、
「こっちをお向きよソフィア」。
80年代のガールズポップの代表格である山下久美子さんですが、
この曲は「そして僕は途方に暮れる」で大ヒットした、
大沢誉志幸さんの作曲です。
大沢さんは当時、「1/2の神話」(中森明菜)や
「ガラス越しに消えた夏」(鈴木雅之)など、
日本のポップス史にも残るヒット曲をいくつも書いていますが、
この曲も、とてもよくできていると思います。
サビに入る前の、
「折れたルージュスティックみたいな 一人ぼっちの都会で」というフレーズに、
時代を感じます。(今、こういう歌詞は、どこを探しても見当たりません)
紹介する映像は、1986年に行われた、
「1986 WaterRock.Fes」のものです
( 会場となった新宿都有3号地には、今は都庁が建っています)。
画質は荒いのですが、なぜこれを紹介したかというと、
この時のメンツが、
ドラムス:高橋まこと
ベース:松井常松
ギター:布袋寅泰
コーラス:氷室京介、吉川晃司
という、今では100%再現不可能な恐ろしいメンバーとなっており、
これは紹介せねばと思い、アップしました。
NHKで放送されたものの録画だと思いますが、
当時の会場の熱が伝わると思います。
雨の中で演奏するメンバーのカッコよさに、ただただ脱帽です。