2015.04.02
スタッフブログ
食欲の春
こんにちわ。
今日も今日とて自転車通勤、
事務所スタッフ・加藤です。
4月になり、すっかりあたたかくなりました。
河川敷に咲く菜の花もすくすくと成長し、
もはや食べるには苦味が強すぎるくらいにまで、
どの花も成長しています。
やはり、食べるなら花がつぼみの間までですね。
この時期は山に行かなくても、
野原には食べ頃の野草がいくつもあります。
見分けられるほど熟知してはいませんが、
とりあえず「つくし」と「ノビル」は必須です。
つくしは炒め物に、ノビルはさっと茹でてビールのつまみに。
味噌でもつけたらオツなものです。
ラッキョやエシャレットほどクセがなく、食べやすいですよ。
こんな私を見て、相方(=奥さん)は言います。
「いやしいにもほどがある」と。
私は言います。
「食えるもの食って何が悪いのか」と。
完全に平行線です。交わりません。
しかし考えてみれば、これらに限らず、
山菜やキノコで、「食べられる/食べられない」という区分があるということは、
今ほど科学的な分析力が進歩していない昔において、
食べて検証された実績の上で成り立っているということです。
つまり、
その過程において、「食べちゃいけないもの」を食べて
亡くなった人もいたわけです。
そういう尊い犠牲の中で培われた食の知識を、安全な範囲で楽しむのが、
何がイヤシイのか、と、言いたいのですが、
奥さんとはこの先も仲良くしていきたいので、ぐっとこらえます。
そんなほろ苦い、春のひと時、皆さんも楽しんでください。
それでは今日の一曲。
YAZOOの1982年のヒット曲「Don’t Go」。
デペッシュ・モードを脱退したヴィンス・クラークが、
新聞の「メンバー募集」で出会ったアリソン・モイエと組んだのが
このYazooです。
日本では知名度が低いですが、イギリスでは相当ヒットしました。
しかし、もともとライブ志向が強いアリソンと、
ライブやメディア対応がイヤで
デペッシュ・モードを脱退したヴィンスとの間で、
活動方針がかみ合うわけがなく、
アルバム2枚をリリースして、ユニットは解消となりました。
その後、ヴィンスはイレイジャーを結成し、大ヒット。
アリソンもソロ活動で成功を収めています。
映像は、2008年、まさかの再結成の時の映像です。
なかなかにボリュームを増したアリソンですが、
この後のヨーロッパツアーでは、
見事にシェイプアップに成功しております。
往年のハスキーボイスは健在で、
「無機質なサウンドとソウルフルなボーカルの融合」という、
今では当たり前の組み合わせの、先駆けとも言えます。
ここまで書いて更に余談ですが、
このヴィンス・クラークという人、
シンセサイザーの扱いにおいては世界でもトップクラスの人で、
この曲に限らず、この人が関わった作品において、
聴こえてくる音はほぼすべてシンセでイチから作られており、
もはや職人の域まで到達した卓越した音作りに、ただただ脱帽です。
この映像のセッティングと、演奏するヴィンスのカッコよさと言ったらもう、
シンセが大好きな私にはたまりません。
長くなってごめんなさい。でも、カッコいいと思うのでつい…。