2015.02.20
スタッフブログ
モノをめでる心
こんにちわ。
バレンタインに頂いた義理チョコを、
子どもに全て食べられてしまった、
事務所スタッフ・加藤です。
どうやら私は、自腹で購入したチョコにしか、
縁がない星の下に生まれたようです。
話は変わって、
昨日、15年ほど愛用していた
リズムマシンが、とうとう壊れてしまいました。
メーカーやデジタル楽器の修理工房などに問い合わせましたが、
「部品が手に入らず、修理不可能」との返答を受け、
ちょっと傷心気味です。
Roland R-70という、
非常にレアなリズムマシンで、
もともと販売台数も少なかったのですが、
音色は非常に良く、本体での打ち込みは勿論、
音色をサンプリング・加工するなど、
大いに使い込みました。
最新の機械やソフトの方が、
音質は当然上がっているのですが、
独特の味があり、八面六臂の活躍をしていただけに、
今更代りを探す、というのが非常に困難です。
「子供が生まれてから、触る時間が減ったせいなのか」
「夏は暑く、冬は極端に寒い部屋に置いているせいか」
などと悔やんでみても、もうこいつは復活しません。
ギターやバイオリンと違って、
デジタル楽器は
「部品がなくなる=使えなくなる」という宿命が待ち受けています。
同時期に買った機材がそろそろ部品不足のサイクルに入り始めており、
今後あと2つ、寿命をむかえる可能性があります。
その前に買い替え、もしくはメンテが必要ですが、
先立つものがありません。
「物を大事にする心はあるのに、金がない」。
しょっぱくセンチな2月のひと時でした。
それでは今日の一曲。
tofubeats feat.森高千里で、
「Don’t Stop The Music」。
以前にも紹介しました、弱冠23歳の新進クリエイターですが、
非常にうまくツボを押さえた曲作りをしていると思います。
面白いのが、この人が楽曲制作を始めた際、
ネタ探しに利用したのが、TSUTAYAやブックオフ/ハードオフで、
投げ売りされている中古のJ-POPのアルバムを聴き込んだそうです。
こういうトラックメーカーで、
「アナログ盤を買いあさる」という話はよく聞きますが、
「ブックオフでネタを探した」というのは初耳です。
でもこういう人がいても不思議ではないわけで、
時代が変わってるな、とつくづく感じます。
曲としては、音色やアレンジは「今」の音ですが、
メロディーは典型的なJ-POP路線で、
森高千里の良さを引き出していると思います。
何と言っても、
全くブランクを感じない森高千里(45歳)のキュートさに、
ただただ脱帽の一曲です。