2017.06.05
スタッフブログ
おじさんですが何か?
こんにちは。
「明るい中年」を前面に猛プッシュ中の、
事務所スタッフ・加藤です。
最近、職場の同僚から、
「最近”おじさん”を売りにしてるけど、何があったん?」
と言われました。
ちがうんです。
売りにしてるわけではなく、
「自覚」しようとしているだけです。
以下、おじさんを自覚する上で、
私が普段、自分に課している3項目です。
・むやみに流行り言葉を使わない
→(例:絶対に「イケメン」という言葉は使わない)
・服装も音楽も、無理して流行を追わない
→(例:EDMなんてもってのほか)
・若手が多い時は、カラオケでむやみに歌わない。
→(最近のものを歌えば「おじさんがんばっちゃって」と思われてシャクに障る)
自分が20代の頃、「ヒットチャートが一切わからなくなる時代が来る」
なんてことは、一切思いませんでした。
また、親が懐メロ番組を見ているのを、
「これの何が面白いんだ」と思っていたのに、
30代中盤に差し掛かったあたりから、
「’80年代あたりの曲が流れると、
ちょっとウキウキしてくる」ようになり、
この辺りから、自分が「おじさん」であることを自覚しつつ、
それをネタにして、茶化して楽しもう、
という気分になってきました。
今後ますます、おじさんを全面に押し出していきます。
それでは今日の一曲。
「おじさん」を前面に押した出した、年代感たっぷりの選曲です。
ハワード・ジョーンズ、1983年のシングルです。
「What Is Love?」。
1983年のデビュー以降、現在も活動を続ける
UKのアーティストですが、
近年は、あまり大きなヒットには恵まれていないのも実情です。
シンセを駆使した甘いメロディーで、
親しみやすさは充分なのですが、
なにせデビューアルバムが良すぎて。
私自身も、2nd以降、殆ど聴いたことが無いうえに、
90年代に発表された、当時の新作も、
聴いてはみたものの、
あまりに「普通」過ぎて、余計に遠ざかってしまいました。
しかし、この「What Is Love?」を収録した1stは、
間違いなく名作と言えると思います。
こういうシンセポップの系譜は、日本を含めた世界各地で、
80年代以降も一定層のシェアを確保しておりますが、
(と言っても、どこもベテラン勢が依然強いですが)、
ソロで奮闘しているミュージシャンはあまり見かけません。
個人的には、デビューから一時休養するまでの槙原敬之が、
このハワード・ジョーンズみたいな立ち位置になるのかな、
と思っていましたが、そこまでエレクトロニックなニュアンスは見えてこず、
やはりこういうジャンルは、
ソロでは厳しいのかな、と寂しい気もします。
’80年代のUk独特の、憂いを帯びた切ないメロディーが
何とも言えない一曲です。
ぜひ一度、聴いてみてください。