2017.02.10
スタッフブログ
さむいの・・・
こんばんわ。
外は一面吹雪。
いい加減に帰りたいと思いながらこれを書いている、
事務所スタッフ・加藤です。
外は吹雪。
花吹雪ではありません。
結構リアルに牡丹雪が降っています。
帰りは凍結確定ですが、
雪国経験がある私は、正直あまり動じていません。
ただ、注意はします。
もしこの後、何日もブログが更新されなかったら、
「あ、あいつ、イッたな」と、
少しでも想像してくれれば幸いです。
そろそろ、雪がシャレで済まなくなってきたので、
この辺で。
それでは今日の一曲。
前々から紹介したいと思っていたのですが、
アップされていたのを見つけたので紹介します。
中谷美紀、1997年発表のシングル、
「天国より野蛮」
女優として有名な中谷美紀ですが、
アルバムを3枚リリースしており、
うち1stと2ndは、なんと坂本龍一プロデュースです。
当時、小室哲哉の影響もあり、
「〇〇プロデュース」という売り出しが大流行の時期で、
その波に乗った感もあるコラボでしたが、
出来た作品はどちらもクオリティが高く、
本気度合いが半端ではないです。
私もこの2枚は持っていますが、今でも愛聴盤です。
坂本さん本人は、作・編曲を中心とした
あくまで音楽面でのアプローチに徹しており、
作詞や、一部の曲は旧知のミュージシャンにも依頼するなど、
小室哲哉のような、「徹頭徹尾の一貫型プロデュース」とは
ちょっと違うものでした。
そのため、大貫妙子やアート・リンゼイ、小西康陽など、
作家陣の幅は広く、関わったミュージシャンやエンジニアも含めると、
かなり贅沢な布陣で臨んでいます。
今回紹介する「天国よりも野蛮」は、
「お~い、お茶」のCMとのタイアップでしたが、
正直、タイトルも含め、
「そんな明るい曲じゃないだろう」と突っ込みたくなるほど、
物憂げな作風の曲です。
この曲、売野雅勇さんの歌詞が秀逸で、
「街角ごとの落書きには 途方に暮れた神がいる」
と始まるこの歌詞は、
文字だけで見ても、文学詩として通用するのではないかと思います。
余談ですが、私、コンサート会場で中谷さん本人を見たことがあります。
2005年に、坂本さんのコンサートがZEPP TOKYOで催されたのですが、
その会場に、大貫妙子さんと中谷さんが来られており、
私と、随行していた奥さんの席の数列前に坐っていました。
どうもそのあたりがVIPシートだったらしく、
周りの業界人と思しき方々と挨拶しておりましたが、
まあ細くて顔が小さく、
「こんな華奢できれいな人がいるんだ」と、
奥さんと二人で、ただただ驚いていました。
そんな中谷さんの魅力を存分に引き出している、
とてもいい曲だと思います。
ぜひ、削除される前に聴いてみてください。