2016.12.03
スタッフブログ
冬が始まるよ
こんにちわ。
ちょっと爽やかなニュアンスで書き始めようとして、
全く文章が出てこない、
事務所スタッフ・加藤です。
とうとう11月も終わり、今週から12月。
冬が始まります。
槙原敬之の曲で、そういうタイトルの曲がありますが、
特に意識して書き始めたわけではありません。
昔は、年の瀬ともなると
世間がいきなり慌ただしくなったものですが、
殆どのお店もコンビニも休みなしで営業している昨今、
正直、昔ほどの年末感はあんまりありません。
ただ、お店は営業していても、
市場や物流は昔と変わらずで、
年末年始は動きが止まります。
取引先様におかれましては、弊社HPにて上げております、
「年末年始の予定」を、ご確認いただければ幸いです。
と、たまには仕事っぽい内容で終わったところで、本日の一曲。
久々にレア曲です。
GRASS VALLEY、1989年発表の4thアルバム「行~LOGOS~」より、
「イデア」。
1987年デビューの日本のバンドで、1992年に解散。
ニューウェーブ、ニューロマンティック系の作風で人気を博しました。
今ではCDの再販もなく、
iTunesなどの配信サイトでも手に入らないことから、
私の中ではレアもの認定です。
このバンドで印象的だったのは、
ボーカルやギターよりも、
ドラマー・上領亘(かみりょう わたる)と
キーボーディスト・本田恭之の存在感が強く、
実際、この「行~LOGOS~」という作品までは、
特に上領亘の作風が、
バンドの音に大きな影響を与えていました。
この上領亘という人、私の好きなドラマーのうちの一人で、
1990年にバンドを脱退した後は、
SOFT BALLETや平沢進、吉川晃司のツアーサポートに参加し、
後に一時期、P-MODELにも参加します。
シンバルのセッティングが多く、機械の様に正確なリズムを刻むことから、
日本人のドラマーとしては技巧派として名が知られており、
また美形であることから、ドラムをたたいている姿は千手観音のようです。
バンド脱退後はソロアルバムも発表しており、
テクノ~アンビエント色の強い、
およそドラマーとは思えない、独特の作風です。
上領さん脱退後のGRASS VALLEYが、
どんどん普通のバンドっぽくなっていったことから、
彼の影響が大きかったことが伺えます。
今回紹介するこの「イデア」という曲も、
作詞・作曲:上領亘となっており、
彼の志向が満載の一曲です。
バックで本田さんが奏でるシンセサイザーが、
Rolandの名機で「Jupiter-6」というのですが、
この曲でもいい音を出しています。
今となっては、
こういった作風の曲はどのバンドも作っておらず、
音色も含めて時代を感じますが、
今でも好きで、時々聴きます。
今回は、原曲と併せて、
TVでオンエアされたライブバージョンも紹介します。
ものは試しで、ぜひ聴いてみてください。
<アルバム収録 原曲>
<ライブ映像>