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春一番

スタッフのつぶやき / 2018年03月02日

こんにちは。

「春一番」に酸っぱい思い出がある、
事務所スタッフ・加藤です。

先日、日本各地で「春一番」が吹き荒れ、
夜中に、ものすごい風が家の窓を揺らしましたが、
「春一番」と聞くと、
アントニオ猪野の物まね芸人さん(故人)を
思い出すのとは別に、
私にもほろ苦い、というか、酸っぱい思い出があります。

もう10年くらいになるでしょうか。

当時の職場の同僚と一緒に、
神奈川県・小田原から、船でキス釣りに出かけた時の話です。

初めて船釣りをする2名と私の計3名で出船したのですが、
高めの波ではありましたが、かといって時化というまでには至らない揺れであったため、
船長は予定通り操船し、
私は、まあ、きついながらも耐え得る揺れであったので、
釣りを続けていたのですが、
ふと振り向いてみると、初乗船の2名はリバースしまくりの大惨事。
「これで続けたら、この人たち死んじゃう」と思い、
船長に帰港をお願いし、出港から3~4時間ほどで陸に上がりました。
その時の高波の原因が、
「春一番」であったことを翌日の新聞で知ったのですが、
時すでに遅し。後の祭り。
二度とその二人は一緒に船に乗ってはくれませんでした。

今でも「春一番」のニュースを聞くと、
猪木の物まね芸人(故人)の「元気ですかぁーーー!!」の声と同時に、
船に揺られてリバースした、
同僚2名の、洗面器に顔をうずめてリバースしてる悲惨な姿が目に浮かびます。

それでは今日の一曲。

以前、弊社ショールームに飾られたアートフレームと
ジャケット写真が雰囲気が似ていたことから、
デュラン・デュランの「Ordinary World」を紹介しましたが、
今回もそのパターンです。
Visage(ヴィサージ)、1980年のヒットシングルで、
「Fade To Grey」。

グループ名は、
「ヴィジュアル(Visual)、ビザ(Visa)、
AGEの三つの言葉をかけあわせたもの」と言われているようですが、
フランス語にも「容姿」という意味で同じ言葉があり、
そっちが由来だとばっかり思っていました。
中心人物のスティーブ・ストレンジは、
ドレスを着て、真っ白な化粧(いわば女装)をしており、
ニューロマンティックの元祖と言われているバンドで、
メンバーに、後にウルトラヴォックスに加入する
ミッジ・ユーロが参加していたことからも、
「さもありなん」といった印象です。

曲は、「これぞニューロマ!」と言わんばかりの
典型的な耽美色が漂う作品です。
シンセやリズムの音色など、私の大好物の音が凝縮されており、
今でも時折聴きたくなります。
バンドとしてのヒット曲は、
これが唯一といっても過言ではなく、
相次ぐメンバーの脱退・加入の中で、
スティーブ・ストレンジは、
一時は深刻なヘロイン中毒に陥りながらも、
活動継続を模索していたようですが
2015年に、心臓発作が原因で亡くなっていたようです。
私はこのニュースを知らず、文章を書く際に捜していた資料でこれを見て、
驚いてしましました。

このバンドと曲に影響を受けたミュージシャンは数多く、
ボーイ・ジョージやピート・バーンズ(故人)、
日本国内で言えば、元SOFT BALLETの森岡賢(故人)、
元MALICE MIZERのKoziなど、
誰を見ても、色々な意味で「納得」の顔ぶれです。

これまで色々な曲を紹介する中で、
基本的には、自分が好んで聴く曲を紹介しており、
もちろん、どの曲も好きなんですが、
一番コアな趣味を押し出した選曲って、割と少なかったりします。
で、今回のこの曲は、結構コアな趣味の選曲です。
「耽美的な質感」だとか、「アナログシンセのプリミティブな音が好きだ」、
という方には、大好物の曲だと思います。
(でも、こういう視点で聴く方は、多分この曲知ってると思うのですが)、
ぜひ一度、聴いてみてください。

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